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『これは良いアナザーストーリー。』
アンソロジーや二次創作の類は基本的に避けて通る人間なのですが…この作品は書店でパラパラとめくり、面白そうなので購入しました。
大まかなストーリーや世界観は他の方が解説してくれているので省きますが、この作品は「プチ化」したキャラクターと「元々のサイズ」のキャラクターで、絵をしっかり描き分けている点が特徴的です。このレビューをご覧の方は表紙の画像を参照できると思いますが…表紙でいうところのこなた、つかさ、みゆきさんが「プチ化」したキャラクターのタッチ、かがみが「元々のサイズ」のタッチです。デフォルメチックな原作に慣れ親しんでいる方には、ちっさいキャラの方が馴染み深いかも知れません。高頭身な「元々のサイズ」の作画には、多分に作者の独自解釈が入っていますが…個人的には嫌いではありません。ここら辺は好みの別れるところですね。
この作品に好感が持てた点のひとつとして…しっかりキャラクターの個性を描けている点が挙げられます。
特に、何事にもマイペースで時に空気が読みきれていない(ように見える)こなたと、なんだかんだいいながらもこなたの事を案じているけれど、どうしてもつっけんどんな対応になりがちなかがみの絡みは読んでいて楽しかったです。
最初は「プチ化」に楽観的な登場人物ですが、ストーリーが進むにつれ、様々な問題点が浮き彫りになっていきます。原作にはあまり見られない、登場人物同士のシリアスな絡みを読めるのも、この漫画の面白い点かも知れません。